ゲル(gel)とは流動性を失った分散系溶液(ゾル)で、分散質同士の分子間力で構造を形成する為に分散系全体が異常粘性を示し流動性を失う。分散質間の結合は弱く、且つ一時的なものなので温度変化や応力などにより容易にゾル状態に変わり流動性を復元する。特に水分を失って空隙を多く含むものを「キセロゲル(xerogel)」、分散媒が水のものを「ヒドロゲル(hydrogel)」、分散媒が有機溶媒のものを「オルガノゲル(organogel)」と呼ぶ。
代表的な“ゲル”
ゼリー
寒天 - D-ガラクトース、3,6-アンヒドロガラクトースを成分とする多糖のゲル。
ゼラチン - 主にコラーゲンを主成分とするタンパク質のゲル。
豆腐 - 大豆タンパク質のゲル。
コンニャク - マンナン(D-マンノースを成分とする多糖)のゲル。
シリカゲル - 水ガラス(ケイ酸ナトリウム)のゲルを脱水乾燥させたもの。
ナパーム - ガソリンと界面活性剤から構成されるゲル。
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